2011年4月27日水曜日

飽食の時代に対して

先月の震災後のことですが、産まれて初めて「食」について恐怖を覚えました。
「食べれなくなるかもしれない」という恐怖です。
震災の翌々日あたりから、スーパーやコンビニでは品薄状態が続き、物によっては全く手に入りませんでした。
震災から二週間くらい経って、ようやく正常化しました。

そこで考えたのは、「普段何気なく送っている生活はなんて恵まれた生活なのだろう」ということです。
避難所生活を送っている従姉妹や伯母のことを思えばというのもありますが。

それ以降、無駄なく、食べ過ぎないようにと心掛けていました。


さて。
話は昨日の般若心経を解説した本に移りますが。
般若心経とは関係無いところで、禅宗では食事の前に「五観之偈」というお経をあげると書いてありました。
その内容がとても良いものでした。

「この食べ物がこの食卓に並ぶまでには、多くの人々の苦労と恵みがあったことを思います」
「自分の行いがこの食事にふさわしいか、思い至らせて頂きます」
「貪る心を起こさず、ましてや好き嫌いなど申しません」
「命を保ち、修行を達成させるために、薬としてこの食事を頂きます」

以上です。
この飽食の時代に、声を大きくして皆に伝えたい。そして我が子達にも教えたいことです。

震災後から意識していた食に対する考え方に、大きな勇気と意義を与えてもらった気がしています。


が!!
び、ビールだけは何というか、、、

ご勘弁を!?

ダメか?

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