2011年10月7日金曜日

私のルーツ

今日、経営者と面談をしました。

「あなた(私)は今、何がしたいのか?」と。

自分なりにいくつか、会社と自分の収入を増やす方策を話しましたよ。正直に。

あともうひとつ。
収入もへったくれも考えず、自分がしたい事は何かということも話しました。
自分でも驚くようなことを話したので、忘れないためにもここに書き記しておきます。

「難病で入院とか闘病している子供達のためだけのワーカーになりたい。」

そう言いました。



つい最近思い出したことがあります。

私が16歳のころ、事故って北里大学病院に入院してた頃の話ですが。


肺と肝臓を潰し、ICUに入ったあと、7日間の意識不明状態を経て救急救命病棟に移りました。

その後、片肺切除の可能性を含んだまま、幼稚園生〜小学生ばかりの学童病棟へ移されました。

周りは遠慮なくうるさいガキばかり。
自分は片肺を切除するかも分からず、一生運動も出来ないかも知れない状態。

正直な話、腐ってましたね。


そんなある日、母が私に言いました。
「あなたは幸せ者だねえ」と。

地元のナースである母はここがどういう病棟だか知っていたのです。
「あなたの周りにいる子供達は、明日が有るかも分からず北里に最後の望みを託して来た難病の子供達なんだよ」と。

「ここの子供達に比べて、あんたは何て幸せなんだろうね。
しかも好きなバイクで事故って自業自得じゃあないか!?」と。


その言葉が酷く応えました。


それまで鬱陶しいと思っていた子供達が翌日からどうしようも無く可愛く思えたのを、今でも思い出します。


特にジュン君という子。
すごく私を慕ってくれてたな。

何の病気だったのだろう?
今、私が住んでいるあたりにその子も住んでいたのです。

元気なのだろうか?


私はそもそも、ソーシャルワーカーになりたかったのです。
そのルーツは恐らく、学童病棟で感じた想いなのでしょう。

でも、今は不思議と「ルーツ」から遠ざかって仕事をしている感じはありません。
今の仕事だから近づけるものがあるのでしょう、きっと。

今日の議論の中で、革新的なアイディアがかなり生まれました。
実現できれば、病児の精神的ケアにもかなり役立つものと思います。
具体的内容は企業秘密ですが。。


自分自身に期待することは
「世の役に立つ人になる」ことですね。


かつて学童病棟で時間を共にした子供達が今どうしているのか?
恐らくは、悲しい結果に至ってしまった子もいるでしょう。
でも病気を克服して逞しく生きている子も居るかもしれない。

その皆のためにも兄貴格であった私は頑張らなくてはな。

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