2010年12月21日火曜日

ニュータイプ論

「ニュータイプ」とはガンダムシリーズに出てくる仮想概念ですが、とても興味深い概念だなと思います。

シャアの実父であるジオン・ダイクンが唱えだした学説ですが、私なりの解釈は「宇宙に暮らし始めた人類が、その広大な空間に適応するために空間認識能力や、人と人との相互理解能力が向上・進化した状態」ことなのかなと。




これって日本人でないと出てこない発想なのではないかと思います。
日本人ならではと言うのかな?

「人と人との相互理解」って無理な場合ってありますね。
一言で申し上げるところの宗教紛争。
私は、この問題ばかりは人類が続く限り解決しないと思います。

だって、イスラム然り、キリスト然り、ユダヤ然り。
皆、唯一神信仰ですよね?
自分達が信ずる神以外に神無し。
という教え。

それが激化すると、自分達が信ずる神以外を信仰する者は人に非ず。
ってなってしまう。
だから紛争は続く。

根本的に「他者」を受け入れる文化が無い。
と言っても言い過ぎではないかと思います。
私はね。

小さい頃は「話し合えば分かり合えるだろうに…」なんて考えてましたが。
それこそ日本人的発想だったんですね。
「和を持って尊しとなす」
「草木ひとつひとつにも神が宿る」
「八百万の神」
などに通じますよね。
多分、日本人しかそんなこと考えない。

私はこれを「人の持つ可能性を限定しない思想」だと思います。
色々な考え方や感じ方を各自がして、それを自分を取り巻く「和」のために活かせ!
という文化を日本という国は作り上げてきたのだろうと思いますよ。

ニュータイプ論って、日本人が色んな文化に毒されて忘れ掛けてる大切なことに通づるものなのではないかと私は勝手に思っています。
私は日本に根付いた「答えはひとつじゃない」「話し合えば分かり合える」的な思想が大好きです。

無理だとは言いつつも、子供達の世代には紛争のない地球になっていて欲しいと切に願っています。

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