福島県内で18歳以下の方で更に2人甲状腺癌が見つかったと云う。
で、即日「原発事故による可能性は低い」と福島医大の発表。
おかしいべ、コレ!?
なんでこんな慎重に検証せねばならないことが即日に発表されんの!?
あと、事故後の原発作業員が急性白血病で亡くなった際、これもまた即日
「被爆によるものでは無い」と発表されたこともあった。
完全に狂っている。
起きちまった事は、百歩譲って仕方ないとしよう。
今、私たちが欲しいのは「対処と現状の真実」でしょう!?
こんなことは書きたくなかったが、書く。
家を建てるにあたり茨城県南部(千葉との境)を検討した事があった。
もう殆どそこに住もうと思っていた。
放射線値も既に問題ないと自治体公表の資料を用いて不動産屋の営業は言っていた。
決断するにあたり、念のためと思い上司が持っていた高精度のガイガーカウンターを持って行ったのだが、数値を見て仰天。
自治体発表の資料で「この値を超えたら除染実施」という値をはるかに越えていた。
結果、その地は当然やめた。
子供達の将来を思えば当たり前。
正確な情報を開示せず、只々被災地もしくは被災地隣接地域の復興支援目的で観光客や入植者を募るのは馬鹿げている。
前にも書いたが、私の母の出身は今でいう南相馬だ。
母の実家、親類縁者の家々、そして何より私を育ててくれた祖母の墓もそこにある。
警戒区域北限の200メートル先にある。
今も慎ましく、避難先から戻った叔母や従兄弟はそこで暮らしている。
だからじゃ無いが、「福島に元の平穏を」と願う心は人一倍有ると自覚している。
でも、「今のままの福島で、今頑張っている人達が報われるのか?」と考えると先日のニュースをみると、その答えは良い答えにはならないと思う。
精神的に福島を盛り上げることはとても良い事だと思う。
「八重の桜」もタイムリーだと思う。
でも、今の福島に多くの人々を呼び入れて「本当に」いいのだろうか!?
今、福島を離れず頑張る事が「本当に」いいのだろうか!?
「対処と現状の真実」を真摯に公表し、たとえ生まれ育った土地ではなくとも、次代の日本を担う子供達が心身とも健やかに暮らして行ける環境を整えることこそが大切だと私は心から思う。
あともう一つ実話。
私の大叔父が大震災の直後に亡くなった。
津波や倒壊などによるものでは無いが。。
大叔父はほぼ寝たきりで、排泄は普通にできず、おむつだった。
避難所で、悪臭の原因になるからと暗に立ち退きを勧告されたそうだ。
どうしようもなく自宅へ戻った。
その数日後に亡くなった。
栄養失調で。
その際、検死に来た警官に叔母はこう言われたそうだ。
「面倒になって殺しちゃったんじゃないの!?」と。
今まで頑張って大叔父の面倒を見て来た叔母。
最後の最後でそんな言葉を浴びせかけられるとは思わず、悔し泣きをしたと言っていた。
こんな心ないやりとりは多分氷山の一角なのだろうと思う。
もっとひどいことはたくさん有るはず。
今、福島で起きている真実に日本国民全員が目を向けるべきだと心から思う。
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